4種混合ワクチンに関するお知らせ

現在、「4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)」の供給が全国的に停止となり、ワクチンの追加接種ができなくなっています。

先週、厚生労働省や自治体が「4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)」の代わりに「5種混合ワクチン」を使用することは問題ないとの見解を示しました。

4種混合ワクチンの供給は目処が立っておらず、待つことでのデメリットもあります。

4種混合ワクチン接種の追加ができないでいるお子さんは5種混合での対応が可能です。



「4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)」の代わりに「5種混合ワクチン」を使用することってどういうこと???

4種混合ワクチン」はジフテリア百日せき・破傷風・ポリオに対するワクチンです。

一方、「5種混合ワクチン」はジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオに加えてインフルエンザ菌B型(ヒブのワクチンです。

そのため、 すでにヒブのワクチンを終えているお子さんが、5種混合ワクチンを受けると、インフルエンザ菌B型(ヒブが「もう1回多く」入ることになります。

ヒブを多く打つのは大丈夫なの?

大丈夫です。
ヒブの成分は、体への刺激が非常に弱く、追加で接種しても体に害はないとされています。
アメリカの公的な機関(CDC 米国疾病予防管理センター)も、「ヒブやB型肝炎のワクチンを余分に受けても害はない」と明記しています。
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/imz-best-practices/timing-spacing-immunobiologics.html

これまで実際にヒブワクチンを1回多く受けたことで健康被害が出たという事例は、ほとんど報告されていません。

どうして5種混合を使うの?

今は、必要な病気だけをカバーする4種混合が手に入らず、代わりとして5種混合を使うしかないという状況になっているからです。
5種混合であれば、今、必要なジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオにも対応できるので、安全に接種を進められます。

副反応が心配ですが、大丈夫ですか?

万が一接種後に体調を崩された場合は、予防接種法に基づく救済制度(医療費助成など)の対象になります。地方自治体が認めている正規の定期接種として扱われますので、ご安心ください。

不明な場合にはお問い合わせください。

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